60代の貯蓄の目的「老後の生活資金」が最多に

ここからは、60代の貯蓄の目的を見ていきましょう。

金融資産の保有目的(金融資産を保有していない世帯を含む。3つまでの複数回答)

  • 病気や不時の災害への備え:51.3%
  • こどもの教育資金:2.9%
  • こどもの結婚資金:3.5%
  • 住宅の取得または増改築などの資金:6.1%
  • 老後の生活資金:71.4%
  • 耐久消費財の購入資金:12.5%
  • 旅行、レジャーの資金:22.7%
  • 納税資金:2.6%
  • 遺産として子孫に残す:7.0%
  • とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心:13.3%
  • その他:9.4%

老後2000万円問題の影響もあってか、老後資金の割合が最多となりました。ついで、病気や災害への備えも5割を超えています。

このほか、こどもの結婚・教育資金や遺産など、家族のために貯蓄をしている人も一定数いることがわかりますね。