私立・短期大学
前述の文部科学省の「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」を見ると、私立短期大学にかかる費用は以下のようになっています。
- 201万7557円
※「入学金」(初年度のみ納入:23万7615円)と「授業料」(年額72万3368円×2年分)と施設設備費(年額16万6603円×2年分)
志望者の中には、いったん短期大学に進学し、その後4年制などの大学への編入を視野に入れているケースもあります。
この場合では、「入学料」と在籍する年数分の「授業料」「施設設備費」、また「受験料」などが新たに必要となることもあります。
また国公立の学費でも触れた日本政策金融公庫の「2021年度 教育費負担の実態調査結果」によると、実際に負担した教育費平均は次のとおりとなっています。
私立大学文系
- 入学費用:81万8000円
- 授業料:152万円
- 4年間の学費総額:689万8000円
私立大学理系
- 入学費用:88万8000円
- 授業料:183万2000円
- 4年間の学費総額:821万6000円
やはり、公表された学費よりも実際に負担する教育費は大きく上回ると言えます。「私立か国公立か」「文系か理系か」または大学ごとにより大きく差はありますが、問題は見えない費用をどのように準備するかという視点になります。