65歳以上の貯蓄額の平均

二人以上の世帯のうち、世帯主が65歳以上の世帯について、貯蓄現在高階級別の世帯分布を振り返ります。

出典:総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

 

世帯主が65歳以上の世帯では、貯蓄現在高が高い階級にも広がった分布となっている様子が見て取れます。

また、2500万円以上の世帯は33.3%と、ちょうど3分の1を占めています。

65歳以上・無職世帯の貯蓄額の平均

次に、65歳以上・無職世帯の貯蓄額を振り返ります。

【無職世帯】世帯主が65歳以上の貯蓄額

出典:総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

  • 貯蓄現在高:2342万円

資産の内訳

  • 通貨性預貯金:623万円(26.6%)
  • 定期性預貯金:924万円(39.5%)
  • 生命保険など:403万円(17.2%)
  • 有価証券:388万円(16.6%)
  • 金融機関外:4万円(0.2%)

65歳以上・無職世帯の1世帯当たり貯蓄現在高は2342万円となり、前年比50万円増加しました。

貯蓄の種類としては、定期性預貯金が924万円(39.5%)と最も多くなりました。

なお、各資産のトレンドを見てみると、最多となった定期性預貯金は長期的に減少傾向にあります。

また、通貨性預貯金は強いペースで増えています。

リスクを取る傾向が強くなっているのでしょうか。