1.3 市場動向

まだビットコインとの因果関係は株式や債券ほど検証されていませんが、金融引き締めがあるとビットコイン価格は低下する傾向があります。

特にアメリカのFRB(Federal Reserve Board)の金利動向は、ビットコイン価格に影響を与えるのでチェックしておくことが必要です。

一般的には、金融引き締めが行われれば安全資産である債券に資金が流入し、リスク資産であるビットコインからは資金が流出する傾向があります。

1.4 不測の事態

ビットコインは本来、中央銀行が存在せず国の規制を受けません。そのため不測の事態では上昇する傾向にあるとされ、「有事のビットコイン」といわれていました。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の局面で、ビットコイン価格は大きく下落する時期もあり、一概に「有事のビットコイン」とは言い切れなくなっています。

自然災害や戦乱などの地政学リスクが発生しても、ビットコインの価格影響は不明なので、今後は都度、状況を見て投資判断をすることが大切です。

過去のビットコインの値動きについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。