豊富な読書量で向上する国語力・言語力

もう1つ大きな要因と挙げられるのは、豊富な読書量によって向上する国語力・言語力を伸ばすことです。

私の両親は私を寝かしつける時に、毎晩日本語の絵本の読み聞かせをしてくれました。本を読むことの楽しさを覚えた私は、自分で文字が読めるようになると小説を毎日何冊も読むようになりました。

図書館の記録によると、小学校から高校にかけて、平均で年間500冊ほどの活字本を読んでいたようです。そのおかげかはわかりませんが、特段勉強をしていないにもかかわらず、現代文だけは偏差値が70を下回ったことがありません。

英語の文法を習得するためには、主語・目的語・動詞など、日本語の専門用語を使った「座学」が不可欠です。そのため、小さいうちに「国語力」を育ててあげると、英文法への理解が進みやすく、将来の英語習得に役立ちます。

私はフランス語やイタリア語なども、割とスムーズに理解を深めることができたのですが、幼年期から大学に至るまでの豊富な読書量が総合的な言語力の育成につながり、外国語の習得を助けたのではないかと考えています。