仕事を早めに引退し、貯蓄や資産運用で得たお金で生活する「FIRE」という考え方が流行しています。

しかし、実際に仕事を完全に辞めてしまうと、不測の事態が起きた時に資金が足りなくなったり、厳しい節約生活を続けなければいけなかったりと、必ずしもFIREが成功するとは限りません。

そこでおすすめなのは、週2~3回働くプチFIREやサイドFIREという考え方です。今回はプチFIREとサイドFIREに必要な資金や、失敗しないコツをご紹介します。

FIREのおさらい

FIREとは、65歳など一般的な退職年齢よりも前に仕事を辞めて「今まで貯めてきた貯蓄や、資産運用で増やしたお金、不動産からの家賃収入」などによって、生活していくことを目指す考え方を言います。

FIREのメリットは仕事を早めに辞めることで、自由に使える時間が増え、好きな場所に住むことが可能になるという点です。

一方で、完全に仕事を辞めてFIREをすると、不測の事態にお金が足りなくなったり、節約生活を続けなければならなかったりと、いくつかの注意点があります。

また、FIREをするためには仕事引退後の生活資金をしっかりと貯蓄しておかなければならないのはもちろん、資産運用の知識やお金の管理について、しっかり知識を身に着けておくことが必要です。

出典:金融庁「投資の基本」

金融商品だけでも、株価変動リスク、信用リスク(デフォルト・リスク)、流動性リスク、金利変動リスク、為替変動リスクがあります。