日本で「年収600万円以上」は何割いるのか

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」の「(第16表)給与階級別給与所得者数・構成比」より、まずは男女をあわせた年収の分布をみてみましょう。

出所:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

全体では「年収600万円」の割合が6.5%となりました。年収600万円以上に広げると、その割合は約20%まで増えます。

しかし男女別に見てみると、年収600万円以上の男性は約30%、女性は約6%で10%にも満たない状況です。

また年齢別に確認してみると、男性では45歳~59歳で年収600万円を超えることがわかりました。一方で、女性ではどの年代でも年収600万円を超えることがありません。

雇用条件において男女格差はほとんどありませんが、女性の場合はライフイベントの節目で働き方を変えるケースが多いようです。そのため非正規を含む調査では給与平均が低い傾向にあります。