1. 国民年金「みんな、いくら受給中?」
まず、現在のシニア世代が受け取っている国民年金の受給額から見ていきましょう。
国民年金を受け取るのは、フリーランスや自営業者などの第1号被保険者と、専業主婦(夫)など第3号被保険者です。
厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」の参考資料4から、国民年金の受給額に関するデータを抜粋します。
1.1 【国民年金】平均年金月額
5万5946円
- 男性:5万8666円
- 女性:5万3699円
国民年金の受給額は男女ともに5万円台。男女間の差は5000円ほどですね。
続いて国民年金の受給額の分布も確認してみましょう。
1.2 【国民年金】 年金月額階級別老齢年金受給権者数(男性)
• 1万円未満…1万2693人
• 1万円以上~2万円未満…6万803人
• 2万円以上~3万円未満…22万1983人
• 3万円以上~4万円未満…70万6206人
• 4万円以上~5万円未満…134万5582人
• 5万円以上~6万円未満…312万4529人
• 6万円以上~7万円未満…849万4551人
• 7万円以上…38万1323人
1.3 【国民年金】 年金月額階級別老齢年金受給権者数(女性)
• ~1万円未満…6万6247人
• 1万円以上~2万円未満…24万4695人
• 2万円以上~3万円未満…74万63人
• 3万円以上~4万円未満…226万4161人
• 4万円以上~5万円未満…336万406人
• 5万円以上~6万円未満…454万1337人
• 6万円以上~7万円未満…598万7227人
• 7万円以上…144万306人
男女ともにボリュームゾーンは6万円以上~7万円未満で、男女の金額に大きな差はないようです。