4. 年金保険料は未納がないか確認を!
年金保険料の未納には、3つのリスクがあります。年金額は少なくなる一方なので「払ってももらえないんじゃないか」と感じる方がいるかもしれません。
しかし、年金が破綻することはありません。たとえ少額でも「生きている限り受給できる」という公的年金は、長生きリスクを考えると心強い存在です。
また障害年金や遺族年金という万が一の保障も受けられません。「どうせもらえないから」と軽い気持ちで未納にするのは避けましょう。
どうしても経済的に苦しい場合は、きちんと手続きを踏むことで保険料の免除・納付猶予の承認を受けられる可能性もあります。この場合でも追納については常に意識することがおすすめです。
未納のリスクをしっかり把握し、確実に納付しましょう。
参考資料
- 日本年金機構「日本年金機構の取り組み(保険料徴収)」
- 日本年金機構「国民年金保険料の追納制度」
- 厚生労働省「令和3年度の国民年金の加入・保険料納付状況」
- 日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)
- 厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」
太田 彩子