2. 自分で立ち上げた事業が成功して富裕層に

Aさんの顧客の中には、自分で立ち上げた事業がうまくいって、富裕層として証券会社と付き合い始めたという人もいます。このパターンはそれほど多くありませんが、やっぱり夢がありますよね。

脱サラして、それまで温めてきたアイデアを事業として形にする人もいますし、社内ベンチャー制度を利用して自分のアイデアを事業として始め、軌道に乗り始めたタイミングで独立して社長になったという人もいました。

最初はうまくいかないこともあるようですが、やはり自分の発想と行動力で事業を進めてきた人たちなので、次々とアイデアを出して解決していくのだそう。それを、いち証券会社の社員として横から見ていられるのも楽しいとAさんは話します。そんな社長の資産運用の相談役として活躍できるのも、証券会社の社員ならではのやりがいですよね。

こういう顧客は資産運用の際にもしっかりした判断基準を持ち、「こういう商品に投資したい」とか「こういう目的で投資したい」という意思がはっきりしているそうです。また、「子どもたちの未来」や「環境問題」に貢献できるような、社会貢献を目的とした商品に投資する人もこのタイプの富裕層に多いのだとか。