3. ESG投資の観点から見たトヨタの事業の特徴とは

ランキングで首位となったトヨタについて、ESGの観点から事業のポイントを以下にまとめてみました。

3.1 トヨタの事業のE(環境)

トヨタは環境に関して、1960年代というかなり前から継続して取り組みを推進してきました。

また、将来については2050年におけるカーボンニュートラル達成を目的とした取り組みも進めています。

そのほか、森林の保護やマングローブの植林、リユース・リサイクルなども幅広く行っています。

3.2 トヨタの事業のS(社会)

社会に関しては、「クルマ」という人々の身近なモノを取り扱うだけに、「いい町、いい社会」を念頭に様々な取り組みを実践しています。

製品の安全面はもちろん、交通事故といったより広範な領域での安全施策も行っています。

また、会社の規模を活かし、多くの従業員のほか、サプライヤーや販売店といったステークホルダーとも連携して、サステナビリティを意識した社会的活動を推進しています。

3.3 トヨタの事業のG(企業統治)

企業統治については、トヨタは持続的な成長と長期安定的な企業価値の向上をゴールに、取引先や地域社会なども巻き込んだ大規模なガバナンスを実施しています。

そのほか、情報セキュリティやコンプライアンスの点でも、「サステナビリティ」を中心軸とした取り組みを盛んに行っています。