4. 自分に合った「お金の育て方」を

「人生100年時代」と叫ばれる今。わたしたち現役世代の多くにとっての老後は、親や祖父母たちの代よりも長くなるでしょう。貯蓄を増やす、年金以外の収入源を確保する、といった努力がより一層求められる時代となりそうです。

厚生年金を受け取れる場合であっても、やはり老後の準備はしっかり進めておきたいもの。

長く働き続けるためのスキルや体力を身に付けるには、それ相当の時間が必要です。貯蓄についても同じことがいえます。

ときには数千万円が必要ともいわれる老後資金は、多くの世帯にとって数年で準備できるものではないでしょう。若いころからコツコツと貯蓄をする根気を身に付けておきたいものです。

まずは預貯金をしっかりキープすることが大切です。加えて、投資信託などによる資産運用でお金を効率よく増やしていくしくみを作る視点を持ってもよいでしょう。

複利のチカラを最大限に活かすには、早めの資産運用スタートがおすすめです。投資のリスクについてもしっかり納得したうえで、自分に合うお金の育て方を選んでいきたいですね。

【ご説明】「第1号厚生年金被保険者」とは

厚生年金は現在、下記のように分類されています。

第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済
第4号厚生年金被保険者…私立学校共済

参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」

参考資料