2. 50代世帯の負債を考慮した純貯蓄額の「実態」

50代の世帯では、借入金があるケースもそれなりにあると思われます。

そこで、今度は50代世帯の負債のデータをまとめてみました。

2.1 50歳代・二人以上世帯の借入額(借入金有無回答世帯)の平均値・中央値

以下、50代世帯の負債の平均値・中央値です。

  • 平均値:1421万円
  • 中央値:1000万円

こちらも平均値が中央値を大きく上回る結果となりました。

2.2 50歳代・二人以上世帯の純貯蓄額(貯蓄額-借入額)の平均値・中央値

以下、50代世帯の負債を考慮した純貯蓄額の平均値・中央値です。

  • 平均値:-35万円(1386万円-1421万円)
  • 中央値:-600万円(400万円-1000万円)

いかがでしょうか。

平均値と中央値、ともにマイナスという結果となりました。

これまで、統計をもとに日本の50代の貯蓄事情について説明してきました。

では、老後に向けていったいいくら貯蓄があれば、安心して生活できるのでしょうか。