「不労所得で月30万円」作る方法4選を元金融機関社員が解説！値上げや年金の引き下げに対応するには 6月支給分から年金が0.4％減額へ

4. 不労所得「月30万円」を作る方法4：不動産投資

不労所得を得るための4つ目の金融商品が「不動産所得」です。不労所得といえば不動産投資だというイメージの方も多いでしょう。

利回りはさまざまですが、表面利回り12％であれば元本は3000万円です。ただ表面利回りから管理費用などを考慮すると、実質利回りは下がってしまいます。

そのため、管理会社ではなく自分で物件管理をすると管理費用は抑えられるかもしれません。ですが、その分の労力というのはかかってきますし、初心者では難しいしょう。

不動産投資の場合は、一括で買える人の方が少ないのではないでしょうか。

そこで、住宅ローンを組むことも選択肢のひとつです。ただ、居住用のローンの審査よりも審査は厳しいといわれているので、その点は要注意です。

手元に現金がない場合は、頭金半分とローン半分にするなどで、リスクは抑えられるでしょう。

多くの人が憧れる不労所得ですが、大きな原資が必要となるケースが多く見受けられます。

また、特定の金融商品ばかりに投資をしていると、リスクという点で不安が残ります。

金融商品の考えられるリスクは、金融庁が以下のように紹介しています。

出典：金融庁「投資の基本」

まずはリスクを確認した上で、自分のリスク許容度を把握するといいでしょう。

理想は複数の金融商品を組み合わせることで、自分なりの不労所得を作り上げていくことです。

30万円とはいかずとも、5万円や10万円でも月の収入が増えれば、生活にも少し余裕が出てくるのではないでしょうか。

百聞は一見にしかず。まずは情報収集から、一歩踏み出してみましょう。

荻野樹