2. 1年で「100万円」を目標に掲げたAさんの挑戦

それでも、しっかりと貯め続けたい~「1年で100万円」を目標に掲げたAさんの挑戦。さて、ここで、ひとりの女性の体験談を紹介しましょう。

Aさんは地方都市在住の主婦。夫と子ども2人(小学生)の4人家族で、子どもが学校に行っている時間を利用し、近所の会社で、月6万円程度のパート勤務をしています。子どもたちの将来を考え、数年前から「1年に100万円をためること」を目標に掲げており、これまでは、「自身の給料はすべて貯金」「夫の夏冬のボーナスの半分を貯金」という方法で、その金額を達成してきました。

しかし2020年。新型コロナウィルス感染症拡大の影響による、経済状況の悪化の影響を受けて、夫のボーナス額が前年の半分に落ち込んでしまったといいます。夏のボーナスの支給額を見て、一瞬「今年の目標達成は難しいかなあ」と考えたAさんでしたが、すぐに思いなおします。「収入が減ってしまったのなら、その分を『見直し』や『節約』で捻出してみるのはどうだろう?」

そうして、Aさんは、固定費の見直しを並行して行いつつも、様々な節約術を検討し、2020年も、無事目標を達成することができたといいます。Aさんが実践した節約術とは、どういうものだったのでしょうか。