大学の奨学金制度では給付型が9割超

奨学金には、返済不要の給付型奨学金と、返済が必要な貸与型奨学金の2種類があります。

大学が実施している奨学金制度で、給付型と貸与型、併用別での奨学生の割合は以下の通りでした。

出典:独立行政法人 日本学生支援機構「令和元年度奨学事業に関する実態調査報告」

【大学の給付・貸与等別奨学生数】

  • 給付…10万1043人(93.2%)
  • 貸与…7210人(6.7%)
  • 併用…165人(0.2%)

給付型が93.2%、貸与型が6.7%、併用0.2%と、9割以上の奨学生が給付型奨学金を受給していることが分かりました。

日本学生支援機構で給付型奨学金を受給する場合、本人の「学力基準」だけでなく、収入や資産の「家計基準」も満たさなければなりません。

ですから、対象者は限定されることになり、給付型が多く占めるその他の奨学金制度とは、ずいぶん対照的な結果だといえそうです。