人生100年時代を迎える中、老後のお金事情は深刻さを帯びてきています。
皆さんの中にも、早いうちから何らかの手を打とうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、老後のお金事情について様々な調査をもとに深堀りします。
国民年金・厚生年金の受給開始の平均年齢とは
2022年6月現在、国民年金・厚生年金の受給開始年齢は原則65歳です。
しかし、株式会社ハルメクが55~79歳の女性839人を対象に実施した「年金とお金の使い方に関する意識調査」によると、国民年金の受給を開始した平均年齢は63.1歳でした。
これは、受給開始年齢を繰り上げている方が少なくないということを表しています。
厚生年金の受給開始年齢の平均も61.8歳となりましたが、これは厚生年金の受給開始年齢が段階的に引き上げられてきたことも影響していそうです。
ともあれ、国民年金について受給開始年齢の平均が65歳を下回っているのは、多くの人が「もらえるものは早めにもらいたい」考えているからかもしれません。
国民年金・厚生年金の受給前の世帯は老後のお金事情についてどのくらい不安なのか
ハルメクの同調査では、「老後のお金に対する心配」に関してもデータが紹介されています。
老後のお金について、「心配している」と回答したのは公的年金受給中の世帯だと12.5%であった一方、公的年金受給前の世帯では28.8%と、大きな差が出ました。
「心配している」と回答した女性375人に対し、「老後のお金で心配な項目」について聞いたところ、以下のような結果となりました。
- 介護費(78.1%)
- 医療費(62.9%)
- 生活費(36.8%)
- 夫の死後の年金年収(35.2%)
- 住宅リフォーム費(27.7%)
高齢になるまで鮮明にイメージしづらい介護費と医療費について、不安を感じている方が多いようです。
国民年金・厚生年金をもらう前に不安を感じたら?
2020年に松井証券が発表した「老後資金に関する調査」では、「老後に不安がある」と回答した60代のうち9割超が「現在の貯蓄だけでは、老後の資金が足りない」と感じているということがわかりました。
「若いうちにやっておけばよかった」と思うこととは
「現在の貯蓄だけでは、老後の資金が足りない」と回答した人を対象に行った「若いうちにやっておけばよかったと思うこと」に関する質問については、半数が「資産形成・資産運用(50.0%)」と回答しました。
続いて、「資産形成・資産運用をやり始めるべきだと思う年代」についての質問では、40代(35.1%)が最も多い回答となりました。
年金はもちろん老後の収益源のひとつではありますが、資産運用なども有効な準備施策となります。
不安を抱えたまま過ごしたり、老後に後悔したりしないためにも、早めの資産運用を考えてみてはいかがでしょうか。
