40代「おひとりさま」の就業状況と貯蓄状況は

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和3年調査結果」【調査対象は全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で、単身で世帯を構成する者)】を参考に、まずは40代おひとりさまの就業状況や就業先産業も確認しましょう。

世帯主の就業・就学の有無

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和3年調査結果」(シート69)をもとにLIMO編集部作成

 

就業状況については、フルタイム雇用が71.9.%、パートタイム雇用が9.7%、自営業主が7.0%。

世帯主の就業先産業

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和3年調査結果」(シート70)をもとにLIMO編集部作成

就業先の産業は「その他サービス業(35.5%)」「製造業(18.6%)」「医療、福祉(8.5%)」「卸売業、小売業(7.2%)」「公務、教育、電気水道業(7.2%)」「宿泊業、飲食サービス業(7.2%)」などでした。

では本題の貯蓄額を確認していきましょう。

金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和3年調査結果」(シート4)をもとにLIMO編集部作成

  • 平均:818万円
  • 中央値:92万円

40代ですでに貯蓄1000~ 1500万円未満を保有しているのは6.1%。国税庁の「令和2年分 民間給与実態調査統計」によれば、日本の平均給与は433万円。しっかりと貯蓄している人が一定数いることが分かります。

一部の富裕層に引っ張られやすい平均は818万円、より実態に近い中央値92万円でした。その差約700万円以上と、貯蓄格差のようすがうかがえます。

実際に貯蓄ゼロ世帯は35.7%。老後に向けての対策が急務と言えるでしょう。