保護猫カフェ「猫の館ME」が千葉県浦安市の「猫実(ねこざね)」に移転し、2022年5月22日にオープンしたことが話題となっています。

同カフェの移転費用はクラウドファンディングにより賄われており、店内も人気猫カフェのようなおしゃれな作りです。

今回は、このニュースを皮切りに、保護猫カフェと猫カフェの違いについて解説します。

1. 保護猫カフェは「保護猫の里親探し」目的でもある

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猫カフェは基本的に、「猫を鑑賞してもらうため」に猫を飼育していますが、保護猫カフェは「保護猫の里親探し」が大きな目的になっています。

先述の保護猫カフェ「猫の館ME」のクラウドファンディングページにおいても、「譲渡会では子猫が人気」と記載されている通り、成猫(大人になった猫)はなかなか里親が見つかりにくいという事情があるのです。

そのため、成猫の自然な姿を見せることができる「保護猫カフェ」は、大きくなった保護猫に里親を探すための重要な方法の一つなのです。

猫飼いとしては、大人になった猫は子猫と比べて飼いやすかったり、落ち着いた魅力があったりとメリットが大きいことも良く知っているのですが、猫を飼ったことがない人には確かに、その点はなかなか伝わりにくいのかもしれません。