「富裕層の考え方や見方」を取り入れてみよう

生まれながらに富裕層の方はもちろんいらっしゃいますが、ごくごく一般的な家庭であっても富裕層となる方はいます。

いきなり高級品を購入するというのはもちろん難しいですが、まず倹約することから取り入れてみてはいかがでしょうか。

「投資の神様」で有名なウォーレン・バフェット氏は、アメリカで常に上位に入る資産家です。

彼は小さいころから新聞配達などの仕事をして、1ドルもムダにせず貯金をしました。お金は出費するためのものとは考えず、ほとんど何も買いませんでした。「お金が生む将来の価値」にしか興味がなかったのです。

彼のお金を増やす法則は「貯蓄と投資」。「貯蓄し、投資する、貯蓄し、投資する」を繰り返すことです。

「今の1万ドルが20年後にどれくらいの価値にできるか」と考えるからこそ浪費せず、投資につなげることができるのです。

今あるお金を一時のためにつかわず「必要な支出か・浪費か」を判断したうえで、将来のために倹約したあとは貯蓄し、投資してみましょう。

そして投資したならば、「長期保有」ということも忘れずに。

はじめた当初は長期でコツコツ投資するつもりでいたとしても、価格が上がったり下がったりを繰り返すと不安に襲われると、狼狽えて手放したくなることもあるでしょう。

同氏は「市場は、我慢できない人から忍耐強い人に富を移転する、世界で最も効率的な機能を備えている」とも発言しています。

一本調子に右肩上がりの資産はまずありません。途中、変動を繰り返し、だんだんと成長していくものです。周りの意見に左右されず、自身がこれだと判断したものはじっくり保有しましょう。

資産をつくるには一朝一夕では完成しません。大きな資産をつくるには長い期間が必要となるものです。できることを取り入れ、富裕層に近づく一歩を踏み出してみましょう。

参考記事

齋藤 英里奈