この時期、教育実習をおこなっている学生もいるでしょう。

生徒たちとの触れ合いや教育など、やりがいの多い「学校の先生」。一方で、職業選びはさまざまな面を考慮しなければならないため、会社員と悩まれている方もいるかもしれませんね。

お金の面で言えば、安定しているイメージを受けますが、退職金はどれくらい貰えるのでしょうか。

今回は地方公務員である学校の先生に視点をあてて、その退職金を確認します。

1. 【地方公務員】学校の先生の人数とは

まずは地方公務員のうち、学校の先生の人数を確認します。

総務省「地方公務員数の状況」によると、教育部門である学校の先生は106万4659人で全体の38.0%を占めます。

出典:総務省「地方公務員数の状況」

前年度に比べて3万6334人増えていますが、平成6年に比べると先生の数は17%減少。少子化による学級数の減少などが影響しているのでしょう。

一方で、特別支援学校・学級の体制強化や、臨時的任用職員の任用の適正化などに関しては増加しています。

小学校では英語が必修化されるなど、先生を巡る環境は今大きく変化していると言えるでしょう。