70歳以上で「貯蓄額3000万円以上」は何割いるのか

早速総務省の同資料から、70歳以上に限定した貯蓄額を見ていきましょう。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2020年(令和2年)平均結果―(二人以上の世帯)」

3000万円以上を保有している世帯は201万3318世帯中の51万2808世帯で、全体の25.5%ということがわかりました。

約4世帯に1世帯は3000万円以上を保有しているということですね。

この結果から、70歳以上世帯では堅実にお金を貯めた世帯が多いことがわかります。

ただしもう一つ注目したいポイントがあります。それは「300万円未満」と「4000万円以上」の世帯数がそれぞれ約30万台前半となっている点です。

このことから、70歳以上の貯蓄事情は二極化しているとも言えます。