「毎日頑張って働いているのに、なぜかお金が貯まらない…」と悩んでいませんか?
収入が増えても気づけば支出も膨らみ、「今月も貯蓄に回す余裕がない」という状態が続くと、将来への不安は大きくなるばかりですよね。「あの人はなぜお金持ちなのだろう」と羨ましく思うこともあるかもしれません。
実は、資産1億円以上の「富裕層」と呼ばれる人々には、特別な才能や運だけでなく、日常生活における「共通の行動と思考パターン」が存在します。
本記事では、過去に反響の大きかった「富裕層が自然とやっている『どんどんお金が貯まる人』の行動と思考3選」を振り返り、貯蓄を増やすための具体的なコツをわかりやすく解説します。
この記事を読めば、富裕層が実践している「お金との付き合い方」の本質が理解でき、今日からあなたの家計管理や資産形成の強力なヒントが見つかるはずです。ぜひ最後まで読み、豊かな人生に向けた第一歩を踏み出しましょう!
この記事の3つのポイント
-
日本における「富裕層(資産1億円以上)」の割合と具体的な定義がわかる -
富裕層に共通する「お金が自然と貯まる3つの行動と思考パターン」がわかる -
貯蓄を効率よく増やすために必要な「お金に働いてもらう」ための具体的な手段がわかる
1. 「富裕層」の定義
「富裕層」という言葉はよく耳にしますが、具体的にはどのような人たちのことを指すのでしょうか。
一例として、野村総合研究所のデータを見てみます。
株式会社野村総合研究所が発表したレポート『野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計』によると、以下が富裕層の定義となります。
- 富裕層:世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満
- 超富裕層:世帯の純金融資産保有額が5億円以上
富裕層・超富裕層の世帯が全体に占める割合は、以下の通りです。
- 富裕層:約2.75%
- 超富裕層:約0.21%
また、2023年調査の結果、富裕層・超富裕層の世帯数が2005年以降最多を更新しました。
【2023年】時点での富裕層・超富裕層の世帯数
- 富裕層:153万5000世帯
- 超富裕層:11万8000世帯
2021年調査(前回調査)との比較と全体の割合
参考として、2021年に実施された前回調査では、富裕層・超富裕層の世帯数は以下のような結果でした。
- 富裕層:139万5000世帯
- 超富裕層:9万世帯
次の章では、富裕層の特徴を紹介していきます。
2. 富裕層の特徴①「ムダなお金と時間は使わない」
バンバンお金を使うイメージがあるお金持ちですが、実際にはお金を使うことに対してシビアです。
物を買うときには「本当にこれに対してこれだけのお金を支払う価値があるのか」をじっくり考えます。
買うに値しないものは買わず、他で代替できるものがあれば代替するなどして、なんとなく新しいものを買うことはしません。
物持ちも良く、時にはケチだと思われてしまうこともあるでしょう。
ムダなお金を使わないのは、「お金に対する価値基準」がしっかりしているとも言えます。
不要なものには使いませんが、使うべきコト・モノには使い、その判断の軸が定まっています。
その視点も目先のことだけでなく、中長期的な視点で考えていました。
これはお金を使うときだけでなく、お金を稼ぐこと(仕事)や投資に対しても言えます。
お金を稼ぐ・使う・投資することに対して、それ相応の価値があるのか、そこにかけるお金で将来的にどうなるかも俯瞰して判断しています。
また、「時は金なり」といいますが、時間に対してもムダな時間は過ごしません。
仕事は多忙なものの、メリハリをつけて友人や家族との時間を大切にしている人が多くみられました。
3. 富裕層の特徴②「考え方が中立的で、軌道修正が早い」
お金持ちは我が強かったり、自分の意見を強く持っている印象があるかもしれません。
たしかに自分の意見はしっかりと持っていますが、それにこだわり続けたり、人に押し付けるようなことはあまりありません。
人の話をじっくり聞き、自分とは違う考えでもはじめから否定せず、そういう考えもあると一旦は受け入れます。
また、自分が持ち合わせていなかった価値観でも、良いと判断すれば受け入れ、時に考えや行動を変えることもあるでしょう。
人間誰しも失敗しますが、失敗をした時もきちんと受け入れ、どこを反省し次はどうすべきかを考えて行動するまでの時間が早いです。
時代や価値観は常に移ろいゆくもの。
自分の考えを持つことは大切ですが、固執してしまうとムダになることや損することもあるでしょう。
4. 富裕層の特徴③「好きなものを選び、人生を楽しんでいる」
基本的にお金持ちは人生を楽しんでいます。
好きなことや得意なことを仕事にしている人が多く、仕事について楽しそうに語ってくれ、夢中になっている様子がうかがえました。
好きなことや得意なものであれば、長時間やっても苦にならず、長く続けることができますよね。
失敗しても好きだからこそ切り替えが早く、自身の行動を省みて、より良くなるためにと次の行動へとうつることができるのでしょう。
学ぶ意欲が高く、アンテナも広くはれるため、仕事で成功する確率が高いのだと感じました。
お金持ちが楽しむのは仕事だけではありません。
多忙なものの家族を大切にするようす、また趣味を楽しむようすも見られます。
自分の好き嫌いを把握し、好きなもの・得意なことに時間をかける方が多いのでしょう。
5. お金に働いてもらうのも手
上記の通り皆さん自身が行動を変えるのはもちろん、皆さんの「お金」に働いてもらうのも効果的です。2026年8月現在、銀行預金の金利は約0.3%〜0.5%前後と上昇したもののまだ低水準であり、お金をすべて預金していては、効果的に資産を増やすのが難しい状況です。
そこで選択肢として考えたいのが、投資信託や株式などを活用した資産運用です。
もちろんリスクはありますが、その分銀行預金よりも高いリターンが期待できます。
また、金融商品の種類も非常に多く、皆さんそれぞれに合ったリスク・リターンの組み合わせを考えることもできます。
将来のお金の不安をなくすためにも、ぜひ参考にしてみてください。
6. 本記事の監修を終えて:元FP会社職員・自身も新NISAで運用をする監修者のコメント
私がFP会社に勤務していた時代、年間数百人を超えるお客様の家計や資産状況を拝見してきましたが、富裕層に限らず数千万円以上の貯蓄を築いている方には明確な共通点がありました。それは、本記事の「特徴①」にもあるように、「お金に対する価値基準が極めてしっかりしている」ということです。
一方で、日本人の平均給与を大きく上回る高収入を得ているにもかかわらず、クレジットカードのリボ払いを多用して趣味の高級車に注ぎ込んでしまう男性の知人がいます。この対極的な事例から痛感したのは、資産形成において本当に重要なのは「いくら稼ぐか」以上に、「支出をしっかりと把握し、赤字にならないよう自身でコントロールする力」だということです。
「支出をコントロールする」と聞くと、日々我慢を強いられる窮屈な生活をイメージするかもしれません。しかし、実際は全く異なります。貯蓄上手な方は収入の範囲内で上手にやりくりを楽しんでおり、価値基準が明確だからこそ「将来はこんなことがしたい」「こんな老後生活は絶対に避けたい」という人生のビジョンをハッキリと持っています。これが、本記事の「特徴③(好きなものを選び、人生を楽しんでいる)」に直結していると思います。
また、「特徴②(考え方が中立的で、軌道修正が早い)」に関しても、非常に印象深い体験があります。
数年前にご相談に来られたお客様の中で、相場が円安に傾いたタイミングで「投資を見送った方」と「即決して運用に回した方」がいらっしゃいました。その後、数年で円安はさらに加速し、即決して運用を始めた方は短期間で大きな運用成果を手にされました。もちろん、これはタイミングが味方した結果であり、投資における即決が常に最良の結果を生むとは限りません。しかし、即決できたそのお客様は「ネガティブな要素をいつまでも引きずらず、状況に応じて行動を変えられる柔軟な考え方」を持っていたことが、成功の最大の要因だと感じています。
新NISA制度がスタートし、国を挙げて資産運用が後押しされている今こそ、富裕層の「思考と行動」を取り入れる絶好のチャンスです。自分の価値観を見つめ直し、柔軟な思考で一歩を踏み出すことで、あなたの資産形成は確実により良い方向へと進んでいくはずです。ぜひ今日から、ご自身の未来のために行動を起こしてみてください。
参考資料
石津 大希


