2. 厚生年金の平均14万~15万円は本当?
公的年金の仕組みをおさらいしましたので、次は厚生年金の平均月額を確認してみましょう。
厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均月額は「14万4366円」です。
ただし、注意したい点があります。
実は14万円の中には、国民年金の金額も含まれています。国民年金の平均月額は「5万6252円」。
14万4366円ー5万6252円=8万8114円
厚生年金を単体でみると「8万8114円」の支給となります。
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/ファイナンシャルプランナー/MDRT日本会会員
立命館アジア太平洋大学卒業後、自動車や通信業界にて営業職に従事。その後、ジブラルタ生命保険、株式会社ほけんのぜんぶに入社し、生命保険販売業務に携わる。生活全般に関わるお金の相談に対応が可能で、特に教育費・老後資金の準備、相続の相談などを得意とする。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。表彰歴多数。2020年、2021年度MDRT日本会会員。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。