1. 公的年金(国民年金と厚生年金)のおさらい

はじめに「日本の年金制度」について確認をします。

日本の公的年金は、国民年金と厚生年金の2階建ての制度となっています。

1階部分の国民年金ですが、国内に住む20歳から60歳までの方に加入義務があります。

毎月の保険料は加入者一律で学生、自営業者、会社員や公務員の被扶養配偶者などが該当します。

国民年金は480月(40年)の支払いで満額支給となり、未納月がある場合にはマイナス調整されます。そのため、加入月数が重要になることを覚えておきましょう。

参考までに今年度の満額支給の場合、前年度と比べて0.4%引き下げられるため「6万4816円」が6月から支給されます。

続いて2階部分の厚生年金ですが、お勤めの形態と期間によって支払い義務が発生します。

保険料は給料から天引きされ、保険料は収入によって異なります。

支払った保険料が多いほど将来の受け取り額が多くなるため、支払い期間中の収入も重要となります。