1. 太陽光発電投資は小額自己資金またはフルローンで始められる
1.1 「太陽光発電に投資する」とは
「太陽光発電に投資する」と聞くといまいちピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的には「ソーラーパネルなどの太陽光発電システムを購入し、生み出した電力を売って収益を上げる」ことを指します。
ソーラーパネルと聞くと、広い土地にズラリと並んだ黒い設備をイメージし、「あんなの個人で買えるの?何億円必要なの?」と思われるかもしれません。
しかし、今は戸建て住宅の屋根に設置できる小型のものなどが購入できるので、個人の方でも資産運用に組み込みやすくなっています。
1.2 太陽光発電投資はレバレッジをかけやすい
太陽光発電システムを購入する際、小額の自己資本、または100%ローンで購入できるケースもあります。
まず、太陽光発電のリスクからご説明します。
太陽光発電は、システムが日光を浴びることで発電し、それを売ることで収益を得ます。
そのため、月間や年間の日射量によって収益が変動することになるのですが、日射量は豊富なデータベースのもと高い精度で予測できるものなので、結果、太陽光発電の収益も予想しやすい傾向があります。
その点で、低リスク(不確実性が低い)と言えます。
では、どのくらいのリターンが期待できるのでしょうか。
「ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターン」というのが投資の原則なので、太陽光発電はそれ自体は低リターンな投資です。
しかし、だからこそレバレッジをかけやすい仕組みが揃っているのであり、レバレッジをかければ収益性を高めることができます。
90%ローンの少額自己資金による方法や、100%フルローンの方法をとれば、ポテンシャルの収益性は低くとも、財務的に拡大させることができます。
執筆者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03