皆さんの中には、戸建て住宅などを購入する際、住宅ローンを検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅を購入する際には融資またはローンという言葉もよく耳にするので、なんとなく「普通に活用するもの」という意識の方もいらっしゃるかと思います。

しかし、住宅ローンには便利な点もある半面、注意点・リスクもあります。

この記事では、元銀行員の筆者が「住宅の購入時にローンを利用すべきか否か」について説明します。

結論から言えば、「計画性のない人は活用すべきでない」と考えます。

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1. 元銀行員が説明する住宅ローンのリスク①:住宅ローンは「借金」

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kura2021/shutterstock.com

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住宅ローンは読んで字のごとく、銀行などの金融機関から「お金を借りる」行為を指します。

つまり、返済が完了するまでは「他人のお金で買った家」に住んでいることになります。

毎日生活を送る中でこういった意識はどうしても薄れがちですが、実質的には「お金を返し終わるまでは自分の家とは言えない」状況です。

ちなみにこれは、自動車を購入する際のカーローンなどでも同様に言えます。

万が一のことが起こり、購入した家で住めないということになってしまうと、借金を返済しつつ別の物件を借り、その賃料も払うということになります。

こうした事態は、なんとしても避けたいでしょう。

2. 元銀行員が説明する住宅ローンのリスク②:借金の返済で金銭面での行動が限定される

買い物の金額が大きい分、住宅ローンの元本は高額になりがちです。

そのため、「多額の借金の長期返済の最中である」という意識を持ちながら生活をすることになります。

実際、借り入れ上限いっぱいにローンを活用する人の中には、月収の多くを返済に充当する方もいます。

このような状況下、「今日は奮発してご馳走を食べよう」「来月は少しリッチな旅行をしよう」という気持ちは、なかなか湧きづらいのではないでしょうか。

住宅を購入し、マイホームで家族と過ごすこと自体はとてもハッピーですが、それ以外の面での犠牲も生じます。

収入とローンのバランスを十分考慮しないと、「総合的に幸せな生活」は送れないかもしれません。

3. 元銀行員が説明する住宅ローンのリスク③:借金を返済した後の価格変動リスク

ローンの返済が完了した後にも、実はリスクがあります。

それは、不動産価値の変動です。

不動産の価値は立地や景気動向など様々な要素の影響を受けます。

特に地方の場合、人口の慢性的な減少が進行する地域では、価格下落の可能性が高まります。

「住宅ローンを活用する全ての人が、このような広範な知識を持つべし」と言うと酷な部分もありますが、少なくともそういう知識があればリスクをより把握しやすくなるということは知るべきでしょう。

4. 元銀行員が説明する住宅ローンのリスク④:利息の支払いがある

住宅ローンは「借金」ですので、当然「利子の支払い」を伴います。

さらに、利子は金利と借入期間という変数をもとに計算されるので、元本と比較して少々複雑であり、その分いくらか理解のハードルも上がるでしょう。

加えて、もともとの元本が大きいので、利子の支払い総額もその分大きくなります。

借金の返済には、元本だけでなく「それなりに大きな金額で、かつイメージするのが少々難しい費用」も加算されていると認識することは、重要です。

5. まとめにかえて

今回、住宅ローンのリスクを紹介してきました。

いずれも基礎的なポイントですが、重要なものばかりです。

金額の大きな買い物である分、それだけ自分の経済力や今後のライフプランを複合的に考えながら決めるという姿勢が求められます。

ただ、肩ひじを張って自分であれこれ悩んでも、不安ばかりが募ってしまう可能性もあります。

気軽に相談でき、信頼のおける銀行員を見つけるというのが、ファーストステップかと思います。

住宅ローンの活用に興味がある方は、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。

参考資料

石津 大希