70歳以上世帯の「貯蓄の種類」をチェック

今の70代の方は、現役時代にバブル時代を経験しました。銀行に預けるだけでお金が増えるという、今では考えられない高金利だったのです。

こうした時代を過ごした70代の方は、やはり「銀行預金」で貯蓄を保有しているのでしょうか。

ここからは2022年5月10日に公表された総務省の最新データ「家計調査 貯蓄・負債編」から、貯蓄の内訳も確認しましょう。

先ほどの統計とは違うため、合計金額は一致しないことにご留意ください。

【70歳以上】貯蓄種類ごとの平均金額

  • 通貨性預貯金:630万円
  • 定期性預貯金:885万円
  • 生命保険など:397万円
  • 有価証券:400万円
  • 金融機関外:6万円

もっとも多いのは「定期性預貯金」、次いで「通貨性預貯金」、「有価証券」と続きます。有価証券とは株式や投資信託など、運用性のある金融商品です。

実は有価証券は、70歳以上が最も多い金額を保有しています。

堅実に銀行に預けるだけでお金を増やせた世代でも、一定の割合を運用にまわしているのですね。