3. 消費や生活も大きく変化し富裕層の3分の2は健康意識が高まる
資産の管理・運用に対する考え方だけでなく、消費や生活も大きく変化しています。
約3分の2の富裕層が「健康や体力増進に関する意識が強まった」と回答。
また、「家族との会話やコミュニケーションが増えた」(51%)、「ソーシャルディスタンスを意識した旅行をするようになった」(47%)、「本を読む時間が増えた」(47%)と、約半数が時間の使い方や旅行の形態が変わったと回答しています。
一方、消費行動の変化については「高額な商品やサービスの利用を控えるようになった」(39%)、「フードデリバリーサービスやケータリングの利用が増えた」(21%)となっています。
4. 富裕層はサステナブル投資に注目
投資に関する動きは、コロナ危機を受けて「サステナブル投資(※)」により強い関心が集まっています。
先述のUBSウェルス・マネジメントが世界の富裕層に実施した調査によると、90%もの投資家が、「パンデミックによって投資と価値観の方向性を一致させたいと考えるようになった」と述べており、また、投資家10人のうち6人が、「パンデミック前よりもサステナブル投資への関心が高まった」と回答しています。
※サステナブル投資とは:経済・環境・社会の持続性に配慮した投資手法のこと。