2. コロナで変わった富裕層の資産運用・管理
また、コロナ禍で個人資産の管理・運用の考え方が変わったという富裕層も多くいることが、野村総合研究所が行った調査「NRI富裕層アンケート調査」から分かっています。
同調査によると、個人資産の管理・運用の考え方において以下のような変化があったと回答しています。
- 複雑でわかりにくい商品よりも、シンプルでわかりやすい商品を好むようになった:50%
- 元本割れする可能性のある金融商品のリスクを、以前よりも気にするようになった:46%
- 経済の先行きや、自分が管理・運用する資産に関して、積極的に情報収集や勉強をするようになった:47%
- 自分の考えだけで資産の管理・運用をするのは限界があると感じた:46%
- 資産の管理・運用に関するアドバイスをしてもらえる信頼できる専門家が必要だと思った:42%
- 分散投資やポートフォリオ管理に対する意識が高まった:31%
このように、相場の急変に対して専門家のアドバイスを含む多様な情報を集めて、資産運用の意思決定をするという考え方が強まっています。