老後のお金に困る人の特徴3. 介護費用を用意していない

老後の生活は、親やご近所の様子を見て何となくイメージする方も多いです。しかし介護の有様は、ライフスタイルの変化によりどんどん変化しています。

今は働く女性が多く、かつてのように子ども世帯に介護を頼める人は少なくなりました。自宅介護が難しい今、いずれは施設入居を考える方も多いことでしょう。

しかし介護施設の入居を考えていても、地域によっては空きがないこともしばしばあります。民間施設を選べば費用はぐんとあがり、一時金や月額費用も跳ね上がります。

こうした介護費用を「老後資金」として準備していない世帯では、介護の費用に困ることが多いです。

生命保険文化センターによると、月々の介護費用は平均で8万3000円、介護期間は平均で5年1ヵ月です。さらに一時的な費用として平均74万円がかかっていることを踏まえると、夫婦2人で1000万円以上の介護費用を用意しておく必要があります。