GWが明け、お財布の紐を締めている家庭も多いですね。
支出を抑えるのは家計のバランスを保つため。そして貯蓄を作るためです。アラフィフ主婦の方にとって、貯蓄の主な目的は「将来資金」だという方もいるでしょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2021年 二人以上世帯調査」によると、老後の生活が「心配である」と回答した50代は81.9%。
その一番の理由は、「十分な金融資産がないから」の70.2%でした。
また同じく50歳のうち40.4%は、年金に対して「日常生活費程度もまかなうのが難しい」と考えています。
では年金生活に向けて、アラフィフ主婦が行うべき対策はあるのでしょうか。年金目安額とともに見ていきましょう。
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1. 女性が受給する年金受給額は平均いくらか
まずはシニアが実際に受給している年金額について見ていきましょう。専業主婦や夫の扶養内パートの場合、受給できる年金は国民年金となります。
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から国民年金の受給額をご紹介します。
1.1 国民年金の受給額(女性)
〈平均〉5万4112円
- ~1万円未満:6万2087人
- 1万円~2万円未満:23万5046人
- 2万円~3万円未満:71万1764人
- 3万円~4万円未満:216万71人
- 4万円~5万円未満:332万1823人
- 5万円~6万円未満:462万1737人
- 6万円~7万円未満:624万1716人
- 7万円以上:147万3357人
国民年金を受給する女性の場合、圧倒的に「6万円~7万円未満」という人が多いです。
また扶養に入らず自分の厚生年金に加入していたケースも想定し、厚生年金の平均受給額も見ていきましょう。
1.2 厚生年金の受給額(女性)
〈平均〉10万3808円
- 1万円未満:2万8004人
- 1万円以上~2万円未満:6884人
- 2万円以上~3万円未満:6万1267人
- 3万円以上~4万円未満:10万9541人
- 4万円以上~5万円未満:9万4941人
- 5万円以上~6万円未満:10万3206人
- 6万円以上~7万円未満:23万8112人
- 7万円以上~8万円未満:44万9205人
- 8万円以上~9万円未満:69万2135人
- 9万円以上~10万円未満:85万2017人
- 10万円以上~11万円未満:76万8808人
- 11万円以上~12万円未満:57万9740人
- 12万円以上~13万円未満:40万7435人
- 13万円以上~14万円未満:28万8035人
- 14万円以上~15万円未満:20万8976人
- 15万円以上~16万円未満:15万2367人
- 16万円以上~17万円未満:10万9888人
- 17万円以上~18万円未満:7万5929人
- 18万円以上~19万円未満:5万1905人
- 19万円以上~20万円未満:3万7458人
- 20万円以上~21万円未満:2万4850人
- 21万円以上~22万円未満:1万6796人
- 22万円以上~23万円未満:1万976人
- 23万円以上~24万円未満:6934人
- 24万円以上~25万円未満:3951人
- 25万円以上~26万円未満:2188人
- 26万円以上~27万円未満:1098人
- 27万円以上~28万円未満:516人
- 28万円以上~29万円未満:208人
- 29万円以上~30万円未満:144人
- 30万円以上~:375人
厚生年金を受給する女性の場合、そのボリュームゾーンは「9万円以上~10万円未満」であることがわかりました。
50代にとって、年金生活は10年~20年先の近い将来となります。今から対策できる方法を見ていきましょう。