イチローのCMや街中のカーシェアなどで親しみのあるオリックス。
事業内容はリースや生命保険、航空機リースなど多岐にわたりますが、今、長期スパンで見て株価が好調なのはなぜでしょうか。
今回はそのオリックスの株価動向やその背景を紹介します。
1. オリックスの株価パフォーマンスは2021年5月にTOPIXをアウトパフォーム!
まずは3年前(2019年4月)を起点として、オリックスの株価とTOPIXのパフォーマンスを比べてみましょう。(株価チャートは画像参照)
こうして見ると、オリックスの株価パフォーマンスはコロナ禍においてTOPIXを長らく下回っていました。
移動の自粛が世界的に促される中、カーシェア・レンタカーや航空機リース、空港運営などを手掛けるオリックスに対して業績悪化の懸念が強まるのは自然で、株価が軟調だったのもうなずけます。
しかし、コロナ禍中ずっと軟調だったわけではありません。
2020年11月頃からのオリックス株の持ち直しの勢いは相対的に強く、2021年5月にはついにTOPIXを上回りました。
そして、その後もTOPIXに対してパフォーマンスの差を広げています。