つみたてNISAやiDeCoで注意すべきこと4. 終わりを考えておく
はじめるのは意外と簡単でも、多くの方が悩むのが終わり、つまり売却時期です。
つみたてNISAの非課税期間は20年間。つみたてNISAは非課税期間終了後もそのまま保有できますが、課税口座にうつれば課税対象になります。
非課税期間の終了後には、非課税期間満了時の価格から値上がりした分が運用益になります。
成長しない資産であればなおさら余分な税金がかかることは考えておくべきでしょう。
iDeCoについても、現時点では原則60歳までのつみたて投資なのでどこかで売却する必要があります。
また、年齢によっては、iDeCoの方が売却までの期間が長い方もいるので、その点についても把握しておくべきでしょう。
基本的には長期間積み立てるものなので、売却にはまだまだ時間があります。つみたてNISAなら、万が一のことがあれば売却するのもタイミングのも一つです。
それ以外に、自分なりの売却のタイミングを考えておきましょう。
つみたてNISAとiDeCo、いずれも魅力的な制度ではあります。
事前にしっかり調べて、ご自身に合ったプランで始めると良いでしょう。
参考資料
宮内 勇資
執筆者
専修大学商学部卒業後、水戸証券株式会社に入社。リテール営業に従事し、入社後より卓越した成績を残す。受賞歴多数。国内外株式、投資信託、債券などが得意分野。キャリアの途中からは人材育成にも携わり、主に若手社員の能力向上に大きく貢献した。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。ヒアリングを重視したコンサルティングに定評がある。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/元新聞記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
スタンス
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最終更新日:2024年11月11日