乗用車の車体をベースに、本格的なオフロード車風のスタイリングを施したクロスオーバーSUVが世界的に人気です。

日本でも軽自動車のクロスオーバーSUVが注目されており、2021年の軽自動車新車販売ランキングのベスト15に、クロスオーバーSUVのスズキ・ハスラーとダイハツ・タフトが入っており、人気の高さが伺えます。

今回は軽自動車の中でも、スズキ・ハスラー、ダイハツ・タフト、三菱・eKクロスの軽クロスオーバーSUVを紹介します。

丸型ヘッドランプとスクエアなフォルムが特徴的な「スズキ・ハスラー」

スズキ・ハスラー(出典:メーカー公式サイト)

2014年に登場したスズキ・ハスラーは、同社の軽トールワゴンであるワゴンRをベースに開発した軽クロスオーバーSUVです。

角張ったスクエアな車体に、丸型ヘッドランプを採用したキュートなスタイリングで一躍ヒットしました。

2020年に発売した2代目では、初代からのコンセプトをキープしつつ、より角張ったスタイリングになり、本格オフロード車で見かける幌やハードトップから発想した2トーンカラーを採用することで、タフで力強いスタイルとポップなイメージを両立。

スズキ・ハスラー(出典:メーカー公式サイト)

内装もアウトドアグッズでよく見る無骨なデザインを採用しつつ、カラーガーニッシュを、横並びに採用することでポップさを演出。

設計は同社の軽トールワゴンのワゴンRをベースにしているため、同社の軽オフロード車であるスズキ・ジムニーのように、本格的なオフロード走行はできません。

ただ、4輪駆動モデルは雪道などの滑りやすい道を安心して走ることができる機能を搭載。滑りやすい路面では発進・加速時にタイヤの空転を抑える「スノーモード」や、急な下り坂で、ブレーキペダルを踏まなくても自動的に車速を約時速7キロに押さえて走行する「ヒルディセントコントロール」を装備。

滑りやすい道でも安心して走る事ができます。パワートレインは全車ハイブリッドで、パワフルなターボ仕様も用意しています。

ハスラーのオーナーレビューでは、本格オフロード車風の角張ったスタイリングや、ハスラーの特徴である丸型ヘッドランプが気に入った人や、タフトと比較して後席の居住性の高さや収納関係の豊富さで購入する人が多いようです。

スズキ・ハスラーの価格は136万5100円からです。