ZEHは住宅ローン減税でも優遇
ZEH住宅は、住宅ローン減税においても優遇されています。2022年度税制改正により、住宅ローン減税は、住宅性能に応じて細かく限度額が設けられることとなりました。
住宅性能問わず、控除率は一律0.7%ですが、2022年、2023年の新築住宅の借入限度額は、省エネ基準に適合していない住宅が「3000万円」なのに対し、ZEH水準適合住宅は「4500万円」です。
これは、ZEH水準適合住宅の年間最大控除額が、一般住宅と比較して10.5万円高いということを意味しています。控除期間は13年ですから、総額最大136.5万円もの差になります。
さらに、2024年以降は、省エネ基準に適合していない住宅は住宅ローン減税の適用外に。2024年以降も、ZEH水準適合住宅の借入限度額は「3500万円」であるため、13年間で最大318.5万円の控除を受けられます。
中古住宅においても、省エネ基準に適合していない住宅とZEH水準省エネ住宅の借入限度額の差は1000万円、10年間の最大控除額の差は70万円です。