60代以降も働くことが普通となりつつある現代。
中には老後の不安を考えると「仕事を辞めるのが怖い」と感じる方もいるでしょう。
ただ、貯蓄がいくらあれば安心なのかということは一概に言えないものです。
実際に65歳以上の無職世帯はどれくらいの貯蓄を持っているのかみていきましょう。
65歳以上・二人以上世帯の「貯蓄額分布」とは?
まずは総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」の「Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」より、世帯主が65歳以上の二人以上世帯の貯蓄現在高を確認しましょう。
上記を見ると、貯蓄の平均値は2324万円。しかし平均は一部の富裕層に引っ張られるので、中央値をみると1555万円です。
実際には2000万円以上保有していない世帯も少なくないでしょう。
貯蓄2000万円をクリアしているのは40.7%。つまり、65歳以上の世帯の約6割は貯蓄が2000万円もないとわかります。
貯蓄300万円未満は15.4%。60代で貯蓄が心もとない世帯も一定数いるようです。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)