健康寿命は72~75歳
70代の貯蓄の中央値は1000万円でした。私たちが老後を考えるとき、平均寿命とともに考えたいのが健康寿命です。
先ほどの厚生労働省の資料によると、健康寿命は男性で72.68歳、女性で75.38歳。男女で差があるものの、70代前半~半ばというのが一つの目安でしょう。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。多くの場合、70代後半になれば体の問題で日常生活に制限が出てくると考えられます。
この年齢になれば働きたくても働けない場合も多いですし、持病を抱えたり、介護が必要になったりする可能性もあるでしょう。そうなるとお金の不安もぐっと増します。
大切なのはそれまでにとれる対策をとっておくことでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。