この春、多くの学生が大学に入学しました。進学した先輩たちの後に続けるよう、受験勉強に励む高校生も多いですね。

受験生を精神的・経済的に支えている親にとって、気になるのが大学生のお金事情。入学金や学費も悩ましいものですが、一人暮らしをするとなると「毎月の仕送り額はいくら必要なのか」不安になりますよね。

そこで今回は、2022年4月6に公表されたばかりの東京私大教連「2021年度私立大学新入生の家計負担調査」から、最新の大学生のお金事情を紐解いていきます。

大学生が「東京で1人暮らし」生活費はいくらかかる?

大学生が一人暮らしするとなると、その生活費は居住地によって異なることが予想されます。

今回は東京私大教連「2021年度私立大学新入生の家計負担調査」から、1都3県の私立大学に通う保護者への調査でわかった生活費をまとめていきます。

毎月の仕送り額は8万6200円

一人暮らしを始めるとき、初期費用として多めの金額がかさばるものです。必要な家電や家具の購入も落ち着く頃、6月以降の平均に絞ると仕送り額は8万6200円が平均となりました。

実は1994年の平均は12万4900円。なんと27年前より3万8700円、31%も減少しているのです。

出所:東京私大教連「2021年度私立大学新入生の家計負担調査」

物価が上昇するにつれ生活費は上がっているように思えますが、イマドキ大学生のお金事情は当時よりも厳しいものになっているのです。

それでも過去最低だった2020年に比べると3800円増加しており、今後は上昇傾向になるのか注目ポイントです。