現実的に1000万円もっている世帯はどれくらい?
現実でみれば、1000万円を手にするのは簡単ではないでしょう。
参考までに、1000万円を保有している世帯はどれくらいあるのか、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」より全体の貯蓄分布から確認します。
二人以上の世帯で貯蓄1000万円以上保有しているのは51.1%でした。
意外と多い印象ですが、貯蓄100万円未満も約1割いて貯蓄の二極化がうかがえます。きちんと貯めるには貯蓄の習慣をつけておくことが大切でしょう。
ちなみに同調査によると、二人以上世帯で貯蓄現在高が平均1000万円を越えるのは40代以降です。30代では住宅ローンや教育の負担が大きく、子どもが小さいと女性が働くのも簡単ではありませんが、計画的なマネープランを考えたいところですね。
貯蓄1000万円を目指してみる
「現金1000万円あったらどうするか」の回答をみると、今や老後に不安を感じている方が多いことがわかりました。
一方で将来に向けた資産運用や、起業や資格取得といった自身への投資をするなど、今できることを前向きに考える意見も出ています。
実際にはすぐに1000万円手にすることはできませんが、まずは貯蓄1000万円を目標にして具体的にできることを考えてみるのもいいでしょう。
参考資料
- PRTIMES「【現金1,000万円が手元にあったらお金をかけたいことランキング】男女500人のアンケート結果を発表!」
- 金融庁「『NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果(令和3年6月末時点)』の訂正について」
宮野 茉莉子