食料品や調味料、トイレットペーパーなど相次ぐ値上げ。毎月の生活費や貯蓄など、お金に不安を抱える方も多いでしょう。

こんな時だからこそ「もし1000万円あったらどうする?」なんて想像してしまう方もいるのでは。

合同会社アンズ&sが運営するFXメディア『FX TRADE』が、働く男女500人「現金1,000万円あったらお金をかけたいことに関する意識調査」をみると、貯蓄や投資をはじめとして家や車の購入や起業などさまざまな意見が見られました(2022年4月13日公表)。

現金1000万円あったらどうするのか、みんなの回答をのぞいていきましょう!

「日本の将来が不安」およそ半数は貯蓄と投資

働く男女500人に「現金1000万円あったらお金をかけたいこと」を聞いた結果、「貯金(26.8%)」「投資(26.4%)」とそれぞれ4分の1となりました。

出典:『FX TRADE』( https://fx-tradesite.com/ )調べ

他に「借金の返済(17.6%)」「住宅(9.2%)」「趣味(7.4%)」「車の購入(6.2%)」と続きます。

貯蓄や投資に返済など、今と将来に向けて堅実な使い方をされる方が多いようですね。コメントも見ていきましょう。

【貯金(26.8%)】

  • 子供にかかる費用として貯金しておきたい。
  • 子どもたちの負担にならないよう、老後の資金として蓄えておく。
  • とにかく今後の日本の将来が不安なので。

【投資(26.4%)】

  • 昔は1000万円あれば金利で生活できたが現在は最低金利なので、投資信託や株式投資にかけてみる。
  • 1000万円では老後の資金として不足するので、投資して増やしたいと思う。
  • 国もNISAやiDeCoを推奨しており、自分自身で老後に必要とされる2,000万の資産形成を行わなくてはならないと感じているから。
  • 不労所得を得たいから

教育費や老後資金を意識する意見が多く、それだけ貯蓄について不安を感じる方が多いのでしょう。

「投資」では、1000万円では老後の資金として不足という意見も。1000万円といえば大金ですが、老後に年金以外に必要とされている2000万円の半分になります。

改めて2019年に話題となった「老後2000万円問題」のインパクトの大きさを感じますね。NISAやiDeCo、不労所得などのワードが出ていますが、運用を取り入れて将来に備える必要性の高さを感じている方が今は多いでしょう。

金融庁の資料によれば、つみたてNISA買付額の年代別比率で最も多いのは「30歳代・27.8%」、次に「40歳代・26.9%」。若い世代でも老後の不安を感じて今から対策を取り始めています。