「年金があるから安泰」とはいえない時代に

一昔前は「あこがれの」「悠々自適な」とも形容された年金生活。

しかし昨今では年金の額も減少傾向にあり、残念ながら年金だけで暮らせる時代は終わりつつあります。

基礎年金の受給者は1割以上が月額4万円未満ですし、厚生年金であってもボリュームゾーンは「9万円から10万円」というのが現状です。

「老後にお金はかからない」と思っている方でも、長生きリスクを考えると心許ない金額ではないでしょうか。

年金だけで足りない金額を「老後資金」として、少しずつ準備していく必要がありますね。そのためには年金の目安額を知る必要があります。今回ご紹介した数字は、“今のシニア”の受給額。

将来の自分自身の目安額は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で個別に確認する必要があります。

貯金だけでは間に合わない場合、投資などの資産運用も視野にいれることが重要です。複利の力を味方につけて運用すれば、お金を増やすことも可能となります。

もちろん運用には一定のリスクがあるため、メリットやデメリットをしっかり比較することが重要です。「とれるリスクはどれくらいか」も考えつつ、将来準備のための情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子