国の高等学校等就学支援金を受給するには申請が必要です。これまでは学校に紙の申請書を提出していましたが、昨年度ごろから文部科学省によるオンラインシステム「e-Shien」を利用した申請が基本となっています。
パソコンやスマートフォンを使用して申請する際、マイナンバーカードを利用すると便利です。オンライン申請は所得制限等の理由により受給できない方も意向の登録は必要です。今回はオンラインの申請方法について概要をお伝えします。
高等学校等就学支援金とは
子育て世代の教育費負担軽減を図るための、国による授業料支援制度です。全日制高校の場合、公立高校の生徒は公立高校授業料相当分の年額11万8800円、私立高校の生徒は世帯年収590万円未満で年間最大39万6000円(実際に負担した授業料まで)、世帯年収910万円未満で年間11万8800円の支援があります。
なお、世帯年収910万円以上の家庭は公立・私立ともに国からの支援金はありません。
世帯年収は一応の目安であり、実際には保護者等の所得について【市町村民税の課税標準額×6%-市町村民税の調整控除の額】で計算した結果が判定基準です。そのため収入状況の申請が必要となっています。