貯蓄で重要な「分散」という視点

勤労世帯の貯蓄額について、総務省の資料をもとに「妻の働き方別」に見ていきました。

また年収も合わせて確認しましたが、必ずしも年収と貯蓄額に相関関係があるわけではないようです。

一方で貯蓄の手段を確認すると、どの世帯でも一定の割合を運用に回している事実もわかりました。

貯蓄をする上では、一見「預貯金」がもっとも安全に思えるものです。しかし近年の日本では低金利が続いており、預けるだけではお金を増やせなくなりました。

その分資産運用に回せば、運用益によってお金を増やせる可能性があるのです。ただし運用にはリスクがあるので、損失が出ることもあります。そのため資産を運用に全振りするのは避けたいですね。

銀行預金におけるデメリットが「低金利やインフレリスク」、資産運用におけるデメリットが「損失の出るリスク」。この2つを互いに補うには、分散して保有することがポイントとなります。

資産残高やライフプラン等によってとれるリスクは違うので、最適な割合は個々で異なります。

確かな情報収集のもと、自分にあうバランスを見つけていきたいですね。

参考資料

太田 彩子