4月は契約書の送付など、書類関連のやり取りも増える時期です。

そんな時に配達記録が残り、対面で受け渡しが可能なレターパックは便利に使えますが、レターパックに大書されている「『レターパックで現金送れ』は全て詐欺です」のテキストが結構気になることはありませんでしょうか。

今回はこの文言について調べてみました。

レターパックでは現金を送れない

Ameashi/shutterstock.com

基本的に、郵便で現金を送れるのは「現金書留」だけです。

レターパックで現金を送ろうとすると、郵便法違反となります。

しかし、この事実は意外と知られておらず、高齢者にレターパックで現金を送らせようとする詐欺の手法が蔓延したことから、2014年頃から現在に至るまで、レターパックの本体に大書する形で注意喚起が続けられています。

そして、日本郵政では現金を送ろうとする動きに対して、

  • 郵便局での引受検査の徹底
  • X線検査装置を使用した内容物の確認
  • 差出人への内容物の確認
  • 警察への通報

といった対応で防ぐことを明言しています。

「外から見たらわからないから大丈夫」というわけではなく、場合によっては飛行機の搭乗時検査と同様に、X線検査にかけられてしまう可能性があることを踏まえましょう。

繰り返しにはなりますが、詐欺に加担していなくとも現金をレターパックで送るのは郵便法違反です。

罰金刑の対象になる可能性もあるので注意してください。