「双子だから」かかるお金のまとめ

妊娠中から何かとお金のかかる双子の育児費用。「なんでも2倍」と言われる王道の費用から、意外にかさばる費用まで見ていきました。

個々の状態によっても左右されるため、必ずかかる費用ではありません。しかし意外な出費がかさばると、今後の育児費用に不安を抱えてしまいますよね。

お金面での最大の困難は、「同時に支出する」ことにあるのかもしれません。

きょうだい児と双子ではトータルの教育費が同じ金額でも、「お金がかかる時期」が重なることにより、資産がマイナスに転じる年もありうるということです。

こうした時期を見据えるためには、「キャッシュフロー表」の作成が役に立ちます。入学年度や受験年度に加え、「車の買い替え年」「昇給年」「妻の時短勤務が終了する年」などをできるだけ細かく年表にすることで、長い目で見た収支状況をつかむのです。

もちろん人生は「まさか」の連続なので、その通りにいかないことも多いでしょう。しかし一度キャッシュフロー表を作ってしまえば、その都度修正することができます。

大学の入学年度に慌てることがないよう、「貯蓄ができる年」「貯蓄ができない年」を事前に把握し、いつまでにいくら貯めるのかしっかり計画しておきましょう。

また双子の場合、出産育児一時金は2倍もらえます。差額を忘れずに請求することで、今後の支出にも備えておきたいですね。

参考資料

太田 彩子