「双子は何でも2倍」は本当?

双子育児はよくお金がかかると言われますが、それは「なんでも2つ必要だから」というイメージが大きいからかもしれません。

確かに単純に2倍の量が必要なので、お下がりができない分痛い出費になります。

おむつや服などに加え、チャイルドシートやベビーベッドなどの大物も必要なので、目に見えて預金残高が減る時期もあるようです。

ただし双子でも服やおもちゃなどは共有できますし、年子で同じ状況の方もいるので、「双子だからこそ」とは言い切れないかもしれませんね。

最大の関門は教育費!特に大学費用に注意

双子を育てる上で、同時にのしかかる「教育費」は覚悟する必要がありそうです。

ランドセルも2つ、制服も2つ。その他細々とした勉強道具も一度に2つ購入するので、痛い出費に感じることが多いです。

そして最大の関門は大学費用と言えるでしょう。

たとえば子どもが2人とも私立文系の大学に入学するとします。日本政策金融公庫「2021年度 教育費負担の実態調査結果」によると、私立大学文系の入学費用は81.8万円。そして1年間の在学費用は152万円です。

1年間で233.8万円、2人分を合わせると467.6万円にものぼります。

手取り年収を上回る世帯もあるでしょう。子どもの人数だけ同じ教育費がかかるとは言え、同時期にこれだけの出費となることを考えると、計画的に教育費を準備する必要性が高まります。