新入社員の方は、初任給をもらえばその使い道や月の収支の確認など「お金」について考える機会が増えます。

これから自立して生活していくためにも、お金について知ることは大切ですよね。

実際に今の新入社員は平均でどれくらいの給与をもらっているのでしょうか。

学歴別に確認しながら、10~70代以上の産業別の給与の推移も確認していきます。

【学歴別】新卒の年収はいくらか

2022年3月25日に公表された厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」より、新規学卒者の賃金を確認しましょう。

以下は月給になります。

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

大学院卒

男女計:25万3500円

  • 男:25万4100円
  • 女:25万900円

大学卒

男女計:22万5400円

  • 男:22万6700円
  • 女:22万3900円

高専・短大卒

男女計:19万9800円

  • 男:19万9800円
  • 女:19万9800円

専門学校卒

男女計:20万6900円

  • 男:20万3900円
  • 女:20万8800円

高校卒

男女計:17万9700円

  • 男:18万1600円
  • 女:17万6300円

大卒で平均22万5400円、高卒で17万9700円でした。この時点ではあまり男女差は見られませんね。

単純に12カ月として年収で計算すると、以下の通りになります。

  • 大学院・男女計:25万3500円×12カ月=304万2000円
  • 大学・男女計:22万5400円×12カ月=270万4800円
  • 高専・短大:男女計:19万9800円×12カ月=239万7600円
  • 専門学校・男女計:20万6900円×12カ月=248万2800円
  • 高校・男女計:17万9700円×12カ月=215万6400円

大卒であれば年収約270万円。

これにたとえば年2回、1~2カ月分のボーナスがプラスされると、大卒で年収約315~360万円になります。

ちなみに国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、20~24歳の平均年収は260万円(男性277万円・女性242万円)です。

上記は平均額になるため、実際には業種や企業などにより異なるでしょう。