70歳以上世帯「金融資産保有額」(※金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:1786万円
- 中央値:1000万円
「中央値」に注目すると、1000万円です。中央値とは数字を一つずつ順番に並べていき、真ん中にくる数字を言います。
平均値が一部のかけ離れた値に引っ張られやすい性質なのに対し、中央値は実態を表しやすいと言われます。
つまり70代の貯蓄額を知るには、中央値である1000万円が参考になりそうですね。
60代の定年までにコツコツ貯めていた世帯でも、70代以降になれば切り崩す時期に来ている可能性もあります。
一方、70歳以上の世帯で「2000万円以上」が残っている世帯は29.4%います。3割近い世帯は2000万円の資産があるということですね。また3000万円以上の世帯も19.0%います。
ただし貯蓄がない世帯が18.6%いることにも注目しましょう。このような二極化の様子から、老後格差も厳しいことがみてとれます。