働く還暦人の3人に1人以上が「70歳以降も働き続けたい」

2021年4月から改正高年齢者雇用安定法が施行されました。対象事業者には、65歳までの雇用確保義務に加え、70歳までの就業確保の努力義務が課されます。

では、働く還暦人は、何歳くらいまで働きたいと考えているのでしょうか。

59歳時点で就労をしている、またはしていた人(1459名)に、60歳以降、何歳まで働きたいかを同調査でアンケート。その結果、65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)の割合は78.3%、70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)の割合は36.5%となりました。

出所:PGF生命「2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」

法改正では70歳を1つの区切りとしているものの、70歳以降も仕事を続けたい人は多いようです。

70歳以降も働きたい人(532名)について、70歳以降も働きたい理由をみていきます。

男性

  • 「70歳くらいまでは健康な身体を維持できていると思うから」
  • 「70歳以降の生活費を十分残したいから」
  • 「社会とつながって役に立ちたいと思うから」
  • 「死ぬまで現役でいたいと思っているから」

女性

  • 「まだまだ社会と関わっていたいから」
  • 「楽しく充実しているから」
  • 「社会に出て人と接しているほうが元気でいられると思うから」
  • 「100歳でも元気な人を見ているから」
  • 「永遠に引退したくないから」

以上のような回答がありました。社会とのつながりや、健康を大事にしていることがわかります。